こんにちは!
先日行った特別な取り組みについてご紹介します。
台東区は浅草 田原小学校様からのご依頼で「デザイン」についての特別講師を行い、6年生の皆さんと一緒に浅草の魅力を伝えるオリジナルカードデザインに挑戦しました。
この授業は、デザインの楽しさを学ぶだけでなく、地域の文化や魅力を自分の手で表現する喜びを体験する機会として企画されました。子どもたちにとっても、私たちにとっても大変有意義な時間となりましたので、その様子をぜひご覧ください。
目次
小学生と一緒に「デザインの世界」へ
特別講師のテーマは「デザインとは?」。
普段、プロとしてデザイン業務を行う私たちですが、「デザイン」という言葉を小学生にわかりやすく伝えるのは簡単なことではありません。でも、子どもたちがイメージしやすいように、以下のポイントを中心にお話ししました。
- デザインとは、わかりやすく、心を動かす方法のこと
- 看板やポスター、パッケージのイラストなど、身の回りにあるデザインの例を挙げながら説明しました。
- デザインはアイデアも大事!
- 良いデザインを作るためには、まず何を伝えたいのかを考えることが重要です。
授業の最初には、デザインは「多くの人にわかりやすくつたわるもの」という合言葉を作り、老若男女問わず情報が分かりやすく伝わる様にすることを心がけましょう!というところから始めました。
浅草の魅力を伝えるオリジナルカード作り
授業の後半では、実際に子どもたちにデザインを体験してもらう時間を設けました。今回の題材は、浅草をテーマにしたカードデザイン。浅草は東京の中でも歴史と文化の息づく街で、子どもたちにも馴染みがあるスポットです。そんな浅草の魅力をどう表現するか、みんなで考えながらCanvaを使って取り組みました。
【ステップ1】浅草のイメージを膨らませる
まず、浅草の写真や資料を見ながら、「どんなところが魅力的だと思う?」と意見を出し合いました。
- 雷門の大きな提灯
- 人力車や着物姿の人々
- 美味しそうな浅草グルメ(和菓子やせんべいなど!)
子どもたちは次々とユニークなアイデアを挙げ、浅草の魅力を感じ取る感性の豊かさに驚かされました。
【ステップ2】アイデアをスケッチ
次に、出てきたアイデアを基にカードのラフスケッチを作成。たとえば、
- 雷門の提灯を大きく描いて、その中に「あさくさ」の文字を入れたデザイン
- いくつかの名所を可愛らしいイラストでまとめた観光案内風のカード など、子どもたちの自由な発想が形になっていきます。
【ステップ3】実際にデザイン
紙に書いたラフを元にさっそくCanvaを使って一人ひとりが思い思いの背景や文字で、自分だけの浅草カードを作り上げました。完成した作品はどれも個性に溢れ、まさに「ここにしかないデザイン」!子どもたちの作品に触れて、改めてデザインの持つ力を感じました。
子どもたちの反応と未来への期待
授業の終わりには、生徒皆さんのデザインを拝見して個性も出て、伝えた箇所もしっかりまとまっていて呑み込みが早くびっくり!中には時間を過ぎてもデザインのこういうところはどうすればいいですか?と質問攻めになり、とても興味深々な部分も垣間見れて非常に楽しくなりました。
また、授業後の感想では、「デザインって楽しい!」「もっと勉強してみたい!」という声も多く寄せられました。この授業が、子どもたちにとってデザインの楽しさを知る第一歩となれば嬉しい限りです。
私たちが得たもの
今回の授業を通じて、小学生たちの発想力や表現力の豊かさに触れ、私たち自身も大いに刺激を受けました。お客様のデザインを作る側として、技術や理論だけでなく、「どうすればもっと自由に、楽しくデザインに向き合えるのか」という姿勢を学ぶ機会でもありました。
地域の魅力を伝えるデザインをテーマに選んだことで、浅草という場所に改めて愛着を持ち、地域文化の重要性についても深く考えるきっかけとなりました。
今後の展望
弊社では、これからも地域の学校やコミュニティと連携し、デザインと印刷を通じて子どもたちや地域社会に貢献する取り組みを続けていきたいと思いました。デザインは単なる「技術」ではなく、人と人をつなぎ、物事の魅力を伝える「コミュニケーション」の一つです。この考えをさらに広めていけるよう、様々なチャレンジをしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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